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税理士でキャリアアップを見据えた就職先選びのポイント

投稿日:2023年09月08日

税理士としてのキャリアアップは、どの会計事務所に就職するかで大きく変わってきます。また、働きながら税理士を目指す方にとって、職場環境は今後のキャリアに大きな影響を与えます。

本記事では、税理士でキャリアアップを見据えた、就職先探しにとって重要な、会計事務所の規模や専門性、働きやすさなどについて解説していきます。

 

1会計事務所の規模で選ぶ

1-1大規模の会計事務所に就職した場合

大規模な会計事務所に就職するメリットは、専門性に特化できるというところです。規模が大きくなると、大企業がクライアントとなるケースが多くなります。規模が大きければ、全体的な税務処理ではなく、より細分化された専門的で高度な税務を担当することが多くなります。

一方では、中小企業と関わることが少ないため、企業の全体的な税について関わることが少なくなります。将来的に個人事務所を起業したいと考えている方は、方向性が異なるかも知れません。

 

1-2中小規模の会計事務所に就職した場合

中小規模の会計事務所に就職するメリットは、クライアントが中小企業メインとなるため、1社を1人で担当できるところです。そのため、担当する企業の税務処理の全体を知ることができます。また、経営者と直接話をする機会もあり、個人として成長することも可能です。

また、1人で複数のクライアントを担当することが通常であり、さまざまな業界の会計に触れ、幅広い知識を身に付けることができるでしょう。

 

2事務所の専門性や特徴で選ぶ

会計事務所には、それぞれ専門性や特徴があるため、自分が目指す科目と同じなのか、確認しておいた方がいいでしょう。例えば、税理士科目の相続税に合格している方、または合格を目指している方は、不動産分野に特化した事務所に就職することで、効率的に学ぶことができます。

税理士を目指している方は、税理士科目を含め5科目合格しなければなりません。自分が取得している科目や、今後取得に向けて勉強している科目があれば、その分野に特化している事務所を選ぶことをおすすめします。自分の得意分野に、さらに磨きをかけることができるでしょう。

 

3働きやすい事務所を選ぶ

職場として働きやすい環境であるかどうかは、働く場を決める上でとても重要です。

 

特に税理士を目指す方にとっては、働きながら勉強することに、寛容な職場であるかどうかも重要です。会計事務所によっては、税理士試験の科目を取得することで、給与アップとなるところもあります。

 

残業時間や勤務時間も、勉強する時間の確保を考えると、事前に確認をしておく必要があるといえるでしょう。

勉強に適した職場であるかどうか以外にも、給与や休日、福利厚生面もしっかり確認しておきましょう。特に、社会保険の完備や健康診断など、安心して仕事ができる職場であるかどうかも大切です。

4まとめ

税理士のキャリアアップは、勤務する会計事務所の規模で、大きく方向性が変わってきます。大規模な事務所では、高度な専門分野に特化することができます。中小規模の事務所だと、経営者と直接コミュニケーションをとれるため、個人として成長することができます。

この記事の監修

丸山会計事務所 税理士 代表 丸山和秀

税理士
丸山会計事務所代表 丸山 和秀

税制支援20年以上、不動産税務、事業承継&M&A、法人資産税、設備投資時の優遇税制を得意とする。
「ともに未来を描く」を経営理念として、お客様と一緒に未来を描くことができる、提案型の“攻める税理士”として、経営ビジョンやニーズに寄り添い、適切なタイミングで、お客様のお悩みを解決するご提案を行う。

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