〜「できない自分」を受け入れたら、世界は変わった〜

投稿日:2025年08月26日

資格試験の勉強、本当にお疲れ様です。税理士の丸山です。

資格勉強」って、本当に大変ですよね。仕事終わりにヘトヘトになりながら机に向かい、休日も返上して参考書と格闘する。寝る間も惜しんで努力を重ねているのに、なぜか成績は伸び悩む。「税理士試験 モチベーションが上がらない」「どうして自分だけ、こんなにできないんだろう…」そう思ってしまう瞬間はありませんか?

焦る気持ちと戦いながらも、結果が出ない現状に打ちひしがれる──そんなあなたの気持ち、痛いほどよく分かります。なぜなら、経営者である私自身も、そして一人の人間として、常に「もっと上へ、もっと速く」とがむしゃらに走り続けてきた中で、同じような壁にぶつかり、同じ悩みを抱えてきたからです。

そんな時に僕が出会った、ある一冊の本。私が受けているコンサルからの紹介からの紹介で受けた本ですが『降伏論 「できない自分」を受け入れる』というタイトルに、最初は驚きました。

「降伏」なんて、なんだか敗北を認めるみたいじゃないか、と。でも、この本を読み進めるうちに、僕の頭の中で「パチン!」と、何かが弾けるのを感じたんです。

1.頑張るほど深まる「報われない」ループの正体

僕自身、税理士として、そして会社を経営する中で、常に「もっと頑張らなきゃ」「もっと努力すれば、きっと結果が出るはず」と信じて、ひたすらアクセルを踏み続けてきました。資格勉強に励むあなたも、きっと同じ気持ちで日々を送っていることでしょう。「あと少し、あと少し頑張れば…」そう信じて、勉強時間を増やし、睡眠時間を削り、自分を限界まで追い込んでいるかもしれません。

でも、努力すればするほど、なぜか成果は遠ざかる。模試の点数は伸び悩み、ライバルは先に進んでいるように見える。そんな現実に直面し、「この努力は、本当に報われるのだろうか?」と、不安になることはありませんか?

実は、この「頑張れば報われる」という思考こそが、私たちを立ち止まらせてしまう原因の一つかもしれません。かつてプロ野球選手だったこの本の著者も、来る日も来る日もバットを振り込み、過酷なトレーニングをこなし続けました。それでも結果は出ず、たった6年でクビになってしまったそうです。

彼は、どれだけ一生懸命やっても結果が出ないと、「もっと一生懸命頑張ろう」と、さらに自分を追い込んだと言います。まるで、間違った道だと気づかずに、ひたすら速く走り続けているようなものです。この、「今の自分」のやり方を「もっと強化する」というループこそが、私たちを報われない状況に閉じ込める落とし穴だったんです。

2.「できない自分」を認める勇気──僕の「転機」

この本は、そんな「頑張れない自分」「結果を出せない自分」を責めるのではなく、まずその自分をそのまま認めてあげることの大切さを説いています。最初はその意味が分かりませんでしたが、「がむしゃらに努力するだけでなく、立ち止まって“今の自分”と向き合うことも成長の一部」だという著者の言葉に、深く共感しました。

僕が支援する中小企業のお客様も、よく「理想」と「現実」のギャップに悩んでいます。頑張っているのに、なかなか現状が変わらない。僕も同じです。常に新しい情報にアンテナを張り、AIなどの最新技術も積極的に取り入れていますが、それでも「これで本当に良いのか?」と自問自答する日々です。

そんな時、この『降伏論』が教えてくれたのは、「新しい世界は、今までの世界の延長線上にはない」という、衝撃的な真実でした。

つまり、今までの自分のやり方、考え方をいくら続けても、同じような結果しか得られない。全く新しい結果を手に入れるためには、これまでの自分に「降伏」する勇気が必要だということなんです。

これは、僕たち「結果が出ない人」の大きな特徴でもあると、本は言います。それは、「自分には能力がある」「正しい判断ができる」と、心の底で思い込んでいること。だから、いくら結果が出ている人のアドバイスを聞いても、「でも」「いや、俺のやり方で…」と、自分を正当化する「言い訳」をしてしまう。

かつての僕もそうでした。尊敬する経営者の方から「電車に乗るのをやめてみたら?」と言われた時も、「いや、そんなお金ないし関係なくね?」と思ってしまったんです。でも、それは年収580万円(著者)の自分(当時の著者)の思考の範囲内。年間1億円稼ぐ人の考え方は、僕には理解できないことばかりだったんですね。

だからこそ、この本が教えてくれた「でも」を打ち消す「魔法の言葉」を、僕も意識して使うようになりました。「でも」と言いそうになったら、即座に「はい、やってみます!」と打ち消す。この小さな習慣が、僕の思考を大きく変えていったんです。

他にも、この本は僕たちにこんな「降伏」を促してくれます。

「心と抵抗する方」へ飛び込む勇気: 新しいことや、成功者のアドバイスは、往々にして恐怖を伴います。尻込みするような、やりたくないと感じることにこそ、自分を大きく変えるチャンスがあるんです。岡本太郎の言葉「怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ」は、まさしくこのことです。

「未完了のタスク」を片付ける: 頭の中に「いつかやろう」「やらなきゃ」と残っていることは、知らず知らずのうちに私たちのエネルギーと集中力を奪っています。LINEの返信、部屋の掃除、確定申告…些細なことでも、書き出して「今やる」「今やらないと決める」で白黒つける。そうすることで、頭の中がスッキリし、本来のパフォーマンスを発揮できるようになります。

「言葉」を変える: 「難しい」を「面白そう」に、「無理」を「楽勝だ」に、「忙しい」を「大人気だな」に言い換える。自分の使う言葉が、自分の世界を創り、行動を決定づけるんです。

「尊敬する人」を徹底的に真似る: 「いいとこ取り」は絶対にしない。結果が出ない今の自分には、何がいいのかを判断する能力はないからです。言葉遣い、服装、考え方、行動…0から100まで、まずは徹底的に真似てみる。これはココイチのカレーをレシピ通り作らず、自己流にアレンジして失敗するようなものです。

「大量行動」で質を高める: 最初から完璧を目指すのではなく、まずは「量」をこなす。量が質を生み、間違いが減り、スピードが上がる。僕自身も、ブログからの問い合わせが増えるように、まずは情報発信の「頻度」を上げることから始めました。

3.「資格勉強」を突破する、新しい思考法

資格勉強」は、まさに自分との戦いです。しかし、その戦い方を、一度見直してみる時期かもしれません。もしあなたが今、停滞を感じているなら、それは「もっと頑張る」という直線的な努力だけでは突破できない壁にぶつかっている証拠です。

今までの自分のやり方に「降伏」する。 この一見、ネガティブに聞こえる一歩が、実は「税理士試験 モチベーション」を再燃させ、合格への道を開く大きな転機になるはずです。

具体的な行動として、まずは「未完了のタスク」を一つでも良いので片付けてみてください。勉強に直接関係ないことでも構いません。頭の中のモヤモヤが晴れるだけでも、驚くほど集中力が高まるはずです。

そして、勉強中に「でも」「無理」といった言葉が頭をよぎったら、「はい、やってみます」「楽勝だ」と意識して言い換えてみましょう。言葉の力は、あなたの気分だけでなく、実際の行動にも大きな影響を与えます。

さらに、あなたが「この人みたいになりたい!」と心から思える先生や先輩がいたら、その人の勉強法や習慣を、まずは徹底的に真似てみることです。自分なりのアレンジは、結果が出てからで十分。素直に、そして愚直に、成功者の型をなぞってみましょう。

これらのアプローチは、勉強法そのものではなく、結果を出すための「マインドセット」を変えることです。目の前の問題集を解くことと同じくらい、いや、それ以上に大切なことかもしれません。

4.「できない」に寄り添い、共に未来を切り拓く

「降伏」とは、決して「諦め」ではありません。それは、今までの自分を認め、手放すことで、「新しい自分」に出会うための準備なんです。

この本は、「自分自身を大切に特別に扱い、誰よりも自分の体を労り、自分の機嫌を取り、自分の人生に快適・快楽・幸福をもたらすことに全力を注ぐことだ」とも説いています。自分の心のコップを幸せで満たし、その幸せが溢れ出した時に初めて、誰かに惜しみなく与えられる人間になれると。

資格勉強は孤独な道のりですが、あなた自身の心のコップを満たすことは、回り道のようでいて、実は最も確実な成功への近道です。あなたが心から満たされることで、「税理士試験 モチベーション」も自然と湧き上がり、周りの人や将来のお客様の「できない」にも、心から寄り添えるようになるでしょう。

私たち丸山会計事務所も、常に変化と成長を追求しています。AIの進化が目覚ましい時代に、会計事務所の役割も大きく変わろうとしていますが、私たちはそれを恐れるのではなく、むしろチャンスと捉え、積極的に新しいサービスや価値創造に取り組んでいます。

それは、私たち自身が「できないこと」に降伏し、変化を受け入れ、新しい挑戦を続けているからです。この本に書かれている「現状への降伏」や「変化を受け入れる素直さ」に共感したあなたなら、きっとお客様や仲間たちの「できない」にも寄り添い、共に成長できるはずだと、私たちは確信しています。

新しい自分と、新しい世界へ

もしあなたが今、「社会人 資格勉強」の壁にぶつかり、「税理士試験 モチベーション」が低下していると感じているのなら、ぜひ一度、これまでの自分のやり方を「降伏」し、手放す勇気を持ってみてください。

それは、決して「負け」ではありません。これまでの努力を否定するものでもありません。むしろ、想像もしなかった新しい未来、新しい自分に出会うための、最高のスタート地点なのです。

できない自分」を受け入れ、小さな一歩からでいい。新しい行動を試み、言葉を変え、心を整える。この本が教えてくれるマインドセットは、資格試験の合格だけでなく、あなたの人生そのものを豊かにする道のりとなるでしょう。

このブログが、あなたの「資格勉強」のブレイクスルーのきっかけになれば幸いです。私たち丸山会計事務所は、常に学び、変化し、共に未来を切り拓く仲間を求めています。もし、私たちの考え方に共感してくださったなら、ぜひ一度、当事務所のウェブサイトをご覧になってみてください。

あなたの挑戦を、心から応援しています。

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この記事の監修

丸山会計事務所 税理士 代表 丸山和秀

税理士
丸山会計事務所代表 丸山 和秀(1986年生まれ)

税制支援20年以上、不動産税務、事業承継&M&A、法人資産税、設備投資時の優遇税制を得意とする。
「ともに未来を描く」を経営理念として、お客様と一緒に未来を描くことができる、提案型の“攻める税理士”として、経営ビジョンやニーズに寄り添い、適切なタイミングで、お客様のお悩みを解決するご提案を行う。

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