【2026年最新】5億円以上の投資で即時償却を狙う社長へ!着工・契約「後」申請で数千万円をドブに捨てる失敗事例

投稿日:2026年08月15日

 【2026年最新】5億円以上の投資で即時償却を狙う社長へ!着工・契約「後」申請で数千万円をドブに捨てる失敗事例

1. その設備投資、ハンコを押す前にストップ!

朝4時起きの名古屋の税理士丸山です。

 

経営者の皆様、自社の工場新設や大型設備投資の計画、順調に進んでいますか?
「少しでも節税したいから、即時償却や7%の税額控除が狙える新しい税制を使いたい」と考えているなら、今すぐ作業の手を止めてこの記事を読んでください。

 

2026年7月31日、経済産業省より「特定生産性向上設備等投資計画の確認」の正式な申請受付がスタートしました。
しかし、現場の最前線に立つ税理士として、私は強い危機感を抱いています。

なぜなら、この税制は「タイミングをたった1日間違えるだけで、税額優遇が完全にゼロになる」という非常に恐ろしい仕組みになっているからです。

 

「手続きは工事が終わってから税理士に任せればいいだろ?」
「建物と機械を合わせて5億円以上投資するから大丈夫」

そう高をくくっていると、数千万円〜数億円単位のキャッシュをドブに捨てることになります。

 

この記事では、多忙な社長が「絶対に陥ってはならない申請の罠」と、確実に節税を勝ち取るための手順を分かりやすく解説します。

2. 実際によくある失敗事例:「順番」を間違えて減税ゼロになったケース

税務の世界では「後出しジャンケン」は一切通用しません。
実際に起きてしまう典型的な失敗パターンを見てみましょう。

[失敗事例]建設会社に言われるがまま契約を急いでしまったA社(製造業)

A社の社長は、自社製品の供給能力を増強するため、5億円を投じて新しい工場を建設し、製造ラインを整備する計画を立てました。

建設会社の営業担当者から「この税制を使えば即時償却が狙えますよ!まずは着工しないと納期に間に合いませんから、先に契約書にハンコを押しちゃいましょう」と勧められ、経済産業局への確認申請を出す「前」に建築契約を結び、着工してしまったのです。

 

【結末】減税額:0円(完全対象外)

設備が完成した後、税理士のもとへ相談に行きましたが、時すでに遅し。
国からの「確認書」が発行される前に設備の発注契約や着工をしていたため、要件から完全に外れてしまいました。
本来受けられるはずだった数千万円規模の税制優遇は、影も形もなくなってしまったのです。

3. 図解風解説:特定生産性向上設備等で即時償却を勝ち取る「絶対手順」

中学生・高校生でもイメージできるよう、学校の「修学旅行の手続き」に例えてみましょう。

旅行に行く(設備を買う)前に、必ず学校(経済産業局)から「旅行許可(確認書)」をもらわなければなりません。
買い終わってから許可をもらいに行っても無効なのです。

必ず以下の手順を守ってください。

5億円以上の投資で即時償却を狙う社長へ!

💡 申請手続きにおける5つの厳告チェックリスト

【鉄則1】確認前の「発注・契約・引き渡し」は救済なし

国から確認書が発行される前に契約を結んだり工事に着工したりすると、税制優遇を受けられなくなるリスクが極めて高くなります(後出し申請は不可)。

 

【鉄則2】確認前の「発注・契約・引き渡し」は救済なし
「5億円以上の工場・倉庫を建てるだけ」では申請できません。
省令の適合基準において「建物のみ」は除外規定があるため、必ず「建物+機械装置(またはソフトウェア)」をセットにした投資計画で投資下限額(中小企業は5億円以上、大企業は35億円以上)をクリアする必要があります。

 

【鉄則3】税額控除率の違いに注意(機械等7%、建物等4%)
節税シミュレーションを行う際、機械装置やソフトウェア等は7%の税額控除ですが、建物・建物附属設備・構築物は4%となります。
建物を含む計画では控除率が混在するため、事前の正確な計算が必須です。

 

【鉄則4】他税制との重複適用制限と例外
本税制の確認を受けた投資計画期間中は、地域未来投資促進税制、中小企業経営強化税制(本体)、カーボンニュートラル投資促進税制の重複適用はできません。
ただし、例外として「中小企業経営強化税制の繰越税額控除制度」は併用可能です。

 

【鉄則5】大企業の「適用除外要件(賃上げ・設備投資要件)」
大企業(中小企業者等以外)の場合、対前年度で所得が増加しているにもかかわらず、「継続雇用者の給与支給額増加率(1%以上など)」または「国内設備投資額が当期償却費総額の30%超」のいずれも満たさない場合、本制度が完全適用除外(ムチ税制)となります。
大企業の社長様は特にご注意ください。

4. 2026年現在の鉄則:今すぐ動かなければならない「緊急性」

「申請期限は2029年(令和11年)3月31日まであるから、まだ先の話でしょ?」と思った方は非常に危険です。

確認を受けた日から5年以内に設備を取得・供用すればよいというルールはありますが、そもそも「建築や設備の発注契約を結ぶ前に、経済産業局の確認書を取得していなければならない」のです。

 

特に建物の建設や大型機械の導入には、計画から発注まで数ヶ月〜半年以上の準備期間がかかります。

正式受付が開始された今、現在進行形で投資を検討している企業は、「今すぐ」申請準備に取りかからなければ、発注スケジュールに間に合わなくなります。

5. 自社のキャッシュを守るために、まずはご相談を

節税制度は、「知っているか知らないか」ではなく、「正しく・正しい順番で実行できるか」で結果が100か0かに分かれます。

 

「うちの投資計画は中小企業の5億円基準(大企業は35億円)を満たせるか?」
「ROI 15%以上のシミュレーションはどう作成すればいいのか?」
契約前なら間に合うか?」

 

複雑な税制改正のルールに頭を悩ませる時間は、経営者にとって非常にもったいないものです。
難易度の高いROI計算シートの作成や事前確認書の交付、Gビズフォームでの申請まで、税務の専門家が全面的にサポートいたします。

契約書にハンコを押してしまう前に、まずは一度お早めにご相談ください。
あなたの会社の貴重なキャッシュを、私たちが全力でお守りします!

 

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この記事の監修

丸山会計事務所 税理士 代表 丸山和秀

税理士
丸山会計事務所代表 丸山 和秀(1986年生まれ)

税制支援20年以上、不動産税務、事業承継&M&A、法人資産税、設備投資時の優遇税制を得意とする。
「ともに未来を描く」を経営理念として、お客様と一緒に未来を描くことができる、提案型の“攻める税理士”として、経営ビジョンやニーズに寄り添い、適切なタイミングで、お客様のお悩みを解決するご提案を行う。

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