「数字の向こうに、人がいる」──行動経済学の本から考えたこと

投稿日:2026年05月01日

「数字の向こうに、人がいる」──行動経済学の本から考えたこと

朝4時起きの名古屋の税理士の丸山です。

 

先日、移動中にYouTubeで相良奈美香(さがら・なみか)さんの『行動経済学が最強の学問である』という本を紹介する動画を見ました。

 

行動経済学というと、難しい学問のイメージがあったのですが、本の主張はシンプルでした。

人間は数字や論理だけで判断しているのではなく、「認知のクセ」「そのときの状況」「感情」の3つに強く動かされている──。

 

普段の仕事を思い返しながら、私は深くうなずきました。

「人は、合理的に判断しているように見えて、実はそうではない。」

当たり前のようでいて、改めて言葉にされるとハッとする一節でした。

 

経営判断は、数字より感情で動いている

税理士の仕事をしていると、経営者の意思決定を間近で見ることになります。

試算表の数字を見て、論理だけで考えれば、進むべき方向はわりと明確に見えることが多いです。

投資すべきか、控えるべきか。値上げすべきか、据え置くか。

 

でも実際の決断は、そのとおりにはなりません。

「従業員の手前、踏み切れない」

「先代の意向が気になる」

「来月どうしても大事な商談があるから、今は動かしたくない」。

 

経営判断の多くは、数字よりも、感情と状況に左右されています。

そしてこれは弱さではなくて、人間の自然な姿なのだと、動画を観て改めて思いました。

 

だからこそ、税理士の仕事は「聴く」に近づいていく

数字を出すこと、申告書を作ること。

こうした作業は、これからAIや自動化ツールが大きく担っていきます。

うちの事務所でも、少しずつ使い始めています。

 

では人間の税理士は何をするのか。

私はこう思っています。

経営者の中にある「認知のクセ」「状況」「感情」を、一緒に見つめる仕事だと。

 

数字だけを見せて「こうすべきです」と言うのは、誰にでもできます。

 

でも、その経営者がなぜ踏み切れないのか、何が引っかかっているのか。

そこを聴いて、一緒に整理する。

そのうえで、数字も交えて納得できる答えを探していく。

これは、人にしかできない仕事です。

これから一緒に働きたい方へ

数字に強いだけでは足りない時代になってきました。

 

数字の向こうにいる人に、関心を持てる人。

決算書のページの裏で、経営者が抱えている迷いや不安に、想像力を働かせられる人。

そういう方と、これからの会計事務所を一緒につくっていけたらと思っています。

 

専門知識は、入ってから一緒に磨いていけます。

でも「人に興味を持てる感性」は、今あなたがすでに持っているものです。

 

少しでも気になっていただけたなら、ぜひお気軽にお声がけください。

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この記事の監修

丸山会計事務所 税理士 代表 丸山和秀

税理士
丸山会計事務所代表 丸山 和秀(1986年生まれ)

税制支援20年以上、不動産税務、事業承継&M&A、法人資産税、設備投資時の優遇税制を得意とする。
「ともに未来を描く」を経営理念として、お客様と一緒に未来を描くことができる、提案型の“攻める税理士”として、経営ビジョンやニーズに寄り添い、適切なタイミングで、お客様のお悩みを解決するご提案を行う。

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