「新規事業、やりましょう!」と背中を押す税理士が、あえて「引き際」の話を最初にする理由
投稿日:2026年03月29日
おはようございます。4時起きの税理士の丸山です。

「丸山先生、実は新しい事業に挑戦したいと思っているんだ。どう思う?」
経営者様からそんなご相談をいただいたとき、私の答えは決まっています。
「いいですね!ぜひやりましょう!」
守りに入って現状維持を続けるだけでは、会社はいつか衰退します。
新しい種をまき、攻めの姿勢を忘れない経営者様を、私は専門家として心から尊敬しますし、
その情熱を全力でサポートしたいと考えています。
しかし、勢いよく背中を押すと同時に、私は必ず「ある約束」をセットでお願いします。
それは、「もしダメだった時の『撤退ルール』を、今、この瞬間に決めておくこと」です。
顧問税理士が「アクセル」と「ブレーキ」を同時に踏む理由
多くの税理士は、リスクを恐れて「今はやめておきましょう」とブレーキをかけるか、
あるいは何も考えずに「利益が出ているなら節税になりますね」と無責任にアクセルを踏むかのどちらかになりがちです。
ですが、丸山会計のスタンスは違います。
「攻めるなら、本業を絶対に傷つけない形で攻める」。これが鉄則です。
新規事業に失敗はつきものです。しかし、失敗そのものは悪ではありません。
本当に恐ろしいのは、「いつ止めるか」を決めていなかったために、
本業でコツコツ積み上げてきた大切な資産や、社員の給与まで食いつぶしてしまうことなのです。
「情熱」があるからこそ、「数字」で線を引く
事業が始まってしまうと、経営者はどうしても情熱が勝り、冷静な判断が難しくなります。
「あと1ヶ月粘れば…」「あと100万円つぎ込めば…」
とズルズルいってしまうのが人間です。
だからこそ、まだ冷静な「スタート前」に、私たちと一緒に以下のラインを引きましょう。
- 「いつまでに黒字化しなかったら、潔く撤退するか」
- 「累計の赤字がいくらになったら、このプロジェクトを閉じるか」
この「出口」を明確に決めておくことは、決して後ろ向きなことではありません。
むしろ、「ここまでなら失敗しても大丈夫」という安心感があるからこそ、
経営者は思い切ってアクセルを踏めるのです。
固定費を抑え、外部の力を借りる「賢い攻め方」
さらに実務的なアドバイスとして、
立ち上げ時は「自前主義」を捨て、外部のパートナーやアライアンスをフル活用することをお勧めしています。
人を雇い、設備を構える「固定費」主体のスタートは、撤退を難しくします。
まずは「変動費(外注)」でスモールスタートし、手応えを掴んでからアクセルを踏む。
この「財務的な身軽さ」こそが、中小企業が新規事業を成功させるための最大の武器になります。
挑戦する経営者の「伴走者」として
私たちは、あなたの「やりたい!」という気持ちにブレーキをかける存在ではありません。
むしろ、その挑戦を「一過性のギャンブル」にせず、「継続的な成長」に変えるためのパートナーでありたいと考えています。
「新しいビジネスモデルを考えているが、財務的なリスクヘッジも相談したい」
「顧問税理士には反対されたが、どうすれば安全にスタートできるか知りたい」
そんな前向きな悩みをお持ちの経営者様。
本業をしっかり守りながら、次の未来を切り拓くための「賢い攻め方」を、一緒に作っていきませんか?
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この記事の監修
税理士
丸山会計事務所代表 丸山 和秀(1986年生まれ)
税制支援20年以上、不動産税務、事業承継&M&A、法人資産税、設備投資時の優遇税制を得意とする。
「ともに未来を描く」を経営理念として、お客様と一緒に未来を描くことができる、提案型の“攻める税理士”として、経営ビジョンやニーズに寄り添い、適切なタイミングで、お客様のお悩みを解決するご提案を行う。


